●いろいろ比較すると目移りしてしまう

[曹操さん]

 

世界的な株安により、どの国のどのセクターもだいたい売り込まれており、2007年の高値時と比べれば投資対象となる銘柄は増えた。以前は検討もしなかったような銘柄も多い。こうなってくると投資対象範囲が増えた分だけ逆に困った状況になる。投資資金は有限なので、投資対象は絞り込まないといけない。昨年末からポートフォリオを整理し始めたが、以前の反省として、投資対象銘柄を増やしすぎた点がある。基本的な投資方針として中国株は「バイ＆超長期ホールド」であったこともあるが、結果的には投資効率は悪くなる。配当金はそれなりに良かったけど。とりわけ今回のサブプライムに端を発した米ドル資産解消売りに伴った超円高は全くの想定外であった。許容範囲としてはせいぜい1US$100円程度くらい。それ以上だと円換算評価額的にきつくなる。利用していた証券会社もあまり良くなかった。やはり外貨建て資産を運用する場合には外貨決済ができる証券会社が望ましい。都合のいい時に外貨に両替できる。今年はアイザワ証券からオリックス証券へ香港株の大部分を移管した。来年の上海万博に備えて機動的に売買できるようにしておこう。