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5月初旬以来ずっと横這いのレンジ相場が続いている

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +299.90 @39,134.76, NASDAQ -144.34 @17,717.90, S&P500 -13.86 @5,473.17)。ドル円為替レートは158円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が672に対して、下落銘柄数は919となった。騰落レシオは99.34%。東証プライムの売買代金は5兆2859億円。

TOPIX -1 @2,725
日経平均 -37円 @38,596円 

米国株式相場は高安まちまちとなった。経済指標は5月住宅着工件数とフィラデルフィア連銀業況指数が共に予想を下回った一方、新規失業保険申請件数が予想以上に増加した。インフレ鈍化を示すと解釈され、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げに踏み切るとの観測が株式相場を支え、ダウ工業株30種平均は一時400ドル近く上昇する場面があった。他方、前日に時価総額世界一となったエヌビディアが朝高後に反落して3.5%安となり、ハイテク株中心のナスダックは下げ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も2.69%下げた。

本日の東京市場でも前日の米国株の流れを受けて高安まちまちとなった。日銀が次の金融政策決定会合で具体的にどのように金融政策の正常化を進めるのかを巡り不透明感が漂っており、投資家は買い控えをしている。週明けの6月24日には前回開催の6月金融政策決定会合の主な意見が公表される。マーケットはタカ派発言を警戒している。

スイス国立銀行が20日に政策金利を1.25%へ引き下げると発表したことが引き金となり、ドル高・欧州通貨安とドル高・円安が同時進行している。米財務省が20日、半期ごとに公表する外国為替政策報告書で為替操作をしていないかどうかを注視する「監視リスト」に1年ぶりに日本を加えた。これにより日本政府・日銀は円買い・ドル売り介入をするのが難しくなったとの思惑により、ドル買い・円売りが進んだ。

日経平均の日足チャートを見ると、ザラバでは25日移動平均線を少しだけ上抜けたが、終値では押し戻された。5月初旬から横這い相場が続いている。

33業種中18業種が下げた。下落率トップ5は、倉庫・運輸(1位)、電気・ガス(2位)、不動産(3位)、ガラス・土石(4位)、電気機器(5位)となった。

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