●バフェット氏の「商魂」電力会社の買収失敗でも「儲」

[曹操さん]

米電力会社コンステレーション・エナジー社はこのほど、仏電力公社ＥＤＦによる45億米ドル（約4025億円）での原子力発電部門の50％取得に応じ、先に取り決めていたウォーレン・バフェット氏率いるミッドアメリカン・エナジー社の提示した全社買収の契約を破棄した。コ社はミ社に対して総額約21億米ドル（約1878億円）の違約金を支払う。和訊が19日付で報じた。ミ社は9月、コ社との買収に合意し、10億米ドル（約894億円）を先行出資していた。しかしコ社はその後、ＥＤＦ社の「原子力発電部門の50％を45億米ドルで取得」との提示を「魅力的」として合意し、ミ社との契約を破棄した。契約破棄により、コ社はミ社に対して、現金約6億米ドル（約536億円）、自社の普通株2000万株（発行済み株式の9．9％、約5．3億米ドル（約474億円）に相当）、および10億米ドルの社債（金利14％、2009年末満期）の「違約金」を支払う。買収に失敗しながらも、違約金で儲けてしまうバフェット氏の「商魂」に、中国メディアからは賞賛の声も上がっているという。（サーチナより）