●FOMC市場予想を上回る利下げ幅

[曹操さん]

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は16日、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を開き、政策金利であるフェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を0.0％から0.25％の範囲にすることを決めたと発表した。ＦＯＭＣはフェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を０─０．２５％に引き下げた。市場が織り込む１月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）でのＦＦ金利の水準は０．２０％前途となっている。0.75％以上の大幅金融緩和を実施することでFRBの強い意志を明示。・米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）声明「暫くの期間金利を低い水準に保つ」・米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）声明「経済成長の回復のためにあらゆる対策を講じる」・米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）声明「長期国債を購入することも検討している」市場はドル売り優勢の展開。大幅利下げを好感し、ダウは大幅高。ただ、円高が89円台まで急伸中のため、日本市場は輸出関連株を中心に売られる公算が高い。89円をブレイクすると市場に対するショックは大きいものになるかもしれない。中国株ADRは現在全面高の展開。