情報誌に掲載されました。未経験から株式投資を始めて20年以上。大昔は資金激減と半減を数えきれないほど繰り返しましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。大失敗の経験を元に作成したホームページ「素人投資家の挑戦(情報誌での掲載内容もご紹介)」、私が売買した銘柄を公開している「勉強できる私の買い付け」こちらも、ご覧いただけると嬉しいです。 慎重かつ丁寧な投資を心掛けながら、資金を少しずつ増やし続けている実録です。
株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。
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5月12日 木曜日
日本株について
本日の日経平均株価は、473円安の25739円で取引終了。
米国株大幅安を嫌気した売りが先行するも、9時30分ごろから押し目買いが入ると220円安まで下げ幅縮小。しかし、後場はその流れが続かず右肩下がりになって大幅安。
〇東証プライムの売買代金と騰落状況
売買代金は3兆2683億円、出来高は14億8101万株。
値上がり銘柄数は330、値下がり銘柄数は1477、変わらずは30銘柄でした。
〇業種別ランキング
7業種が上昇、26業種が下落
上昇率の高い順
ゴム、保険、石油・石炭、電気・ガス、不動産
下落率の高い順
情報・通信、サービス、水産・農林、医薬品、小売
〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は88、値下がり銘柄数は135、変わらずは2銘柄でした。
上昇率の高い順
(5406)神戸製鋼所 15.73%高
(7004)日立造船 14.64%高
(5631)日本製鋼所 14.62%高
(7733)オリンパス 11.24%高
(7911)凸版印刷 6.34%高
下落率の高い順
(2413)エムスリー 10.29%安
(6703)沖電気工業 9.93%安
(9613)NTTデータ 9.85%安
(6753)シャープ 8.15%安
(9984)ソフトバンクG 8.03%安
〇米国株による影響
ダウ平均は高値から700ドルも売り込まれています。ハイテク比率の高いナスダックは3%を超える大幅安。この展開は日本株に大きなマイナス材料。
電気機器にマイナス材料
ナスダックの大幅安を受けて、ハイテク株高を見込んで買い付けていた投資家による見切り売りと失望売りが出ると考えていました。
アップル関連株に大きなマイナス材料
アップルが5%を超える大幅安となり、ダウ構成銘柄で最も下落。これは日本のアップル関連株に大きなマイナス材料。
一方で、米国株の項で書いています通り、ダウ平均とナスダックが近く底打ちする可能性もありますので、日本株全体が悲観一色になることは無いと考えていました。
〇欧州株による影響
イギリス(FTSE) 1.44%高
ドイツ(DAX) 2.17%高
フランス(CAC) 2.50%高
欧州市場は全面高。主要3市場も大幅に続伸しましたが、米国株の後半失速を織込んでおらず、日本株に対するプラス影響はほとんど無いと思っていました。また、明日の欧州株下落を見越し、欧州投資家による損失補てんの日本株売りが出てくるのではないかと。
〇先読みするのが難しかった
取引開始から間もなく、大きな節目で強い抵抗になる26000円を完全に下回ると予想。これに伴う見切り売りと失望売りが膨らみ、下げ幅を拡大させる可能性があると考えていました。
幸いなのが、前日に僅か46円しか上昇していないこと。買い付けた投資家が少ない為、見切り売りと失望売りは少ない。仮に大きく上昇していたら、上記した分と合わせて下げに拍車をかけたかもしれません。
一方で、米国株の底打ちを先回りした買いが入れば意外な戻りをみせる可能性もあり、良い意味で先読みするのが難しいと思っていました。
予想はハズレ
前場に戻りをみせますが、後場は右肩下がりで大幅安。
〇下値模索の展開
大きな節目で強い抵抗になる26000円を完全に下抜けました。
下値模索の展開になりそうです。
それを一変させるのは米国株高。
米国株は短期暴落、とくにハイテク比率の高いナスダックはきつい下げになっています。それだけに、旺盛な押し目買いで急反発もしくは底打ちすれば、日本株に大きなプラス材料。