ヘッドランプのシェアアップが引き続き見込まれる

＜中期的成長を織り込む展開となろう＞
子会社小糸工業（6747）航空機シート問題の影響で11/3期は営業及び経常段階で利益は伸び悩むが、同問題に係わる費用負担は今期がピークと予想される。12/3期以降はヘッドランプシェアアップ、海外事業拡大、高付加価値製品の伸張、などを背景に着実な利益成長が図れる可能性が高く、こうした成長期待を株価は織り込む展開となろう。
＜11/3期計画は極めて保守的＞
主力取引先トヨタ自動車（7203、以下トヨタ）品質問題の影響を国内外で60万台と見込み作成された11/3期の同社計画はリスク要因を従来以上に慎重に織り込んでおり極めて保守的と言えよう。期初好スタートを切った模様であり、数量回復に伴う固定費増加も小幅に抑えられそうなことから同社計画を上回る着地をTIWは予想。
＜ヘッドランプ国内シェアは増加傾向＞
11/3期にヘッドランプの国内シェアは60％（前期58％）へアップする見込みである。50％台前半を底にここ数年シェア上昇が続くが、完成車メーカーの基幹車種に同社ヘッドランプが採用されることが多く、その販売が好調なことが理由として指摘できる。（高田　悟）
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW　http://www.tiw.jp/
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