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5日間中4日陽線で25日移動平均線の上で横ばい

昨日の米国株式相場は小幅反発した(DJIA +55.52 @40,890.49, NASDAQ +102.05 @17,918.77, S&P500 +23.73 @5.620.85)。ドル円為替レートは145円台前半の前日比円高・ドル安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,033に対して、下落銘柄数は547となった。騰落レシオは97.03%。東証プライムの売買代金は3兆6468億円。

TOPIX +7 @2,671
日経平均 +259円 @38,211円

米国では、雇用統計の年次改訂において2024年3月までの1年間の雇用者数がが約82万人下方修正されたが、相場にはある程度織り込み済みだったため、大きな影響は受けなかった。午後になるとFOMC議事録が公表され、9月に利下げされる見通しが強まったため、株価を支えた。週末のジャクソンホール会議でのパルエルFRB議長の講演を控えて様子見ムードが強かった。

本日8月22日の東京市場では、米利下げ観測が高まったことで米国株が上昇した流れを受けて株価場が上昇し、外為市場では円高・ドル安に振れたが日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。

東京証券取引所が22日に8月第2週(13~16日)の投資部門別売買動向を発表した。売買シェアの6~7割を占める外国人投資家は2週連続で買い越し、買い越し額は1,872億円で、前の週の4,957億円の買い越しより減少したが、16日までの半値戻しの大きな力となったことが分る。また、事業法人(一般企業)は7週連続で買い越した(主に自社株買い)。この週の買い越し額は2,376億円だった。事業法人の自社株買いが顕著である。2024年年初から累計で買い越し額は4兆円を超えており、38週中28週で買い越している。2022年度は年間で過去最大となる5兆1892億円の買い越しを記録したが、2024年度はこの記録を4割強上回るハイペースである。対照的に、この週、外国人投資家による株価指数先物の売り越しは1,195億円と少額に留まった。それまでの4週間では5千億円から1兆2千億円の巨額の売り越しが続いていた。

日経平均の日足チャートを見ると、8月16日に半値戻しを達成した後の5日間中4日陽線で終えて25日移動平均線の上で横ばいとなっている。大きな悪材料が出て気ない限り、上に行こうとする気が満々に感じられる。逆に考えると、良い材料が出て来た場合は上に放れると見る。今週金曜日のジャクソンホール会議でパルエルFRB議長が利下げに関してどれだけ突っ込んだ講演をするか次第だろう。

33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、医薬品(1位)、倉庫・運輸(2位)、化学(3位)、食料品(4位)、小売り(5位)となった。

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