OXHNWさんのプロフィール
- 参考にするもの・情報源信用調査会社、EDINET、TDNET、日本経済新聞
- 自己紹介【自己紹介】
明治学院大学卒業後、米国公認会計士試験(USCPA)に合格。
企業財務分析システム会社であるオックス情報(現オックススタンダード)に入社後、
2004年よりメールマガジン作成。
2006年『OX理論が測る企業価値』ブログを開設。
http://ameblo.jp/oxalarm/
【OX理論とは】
<歴史>
1987年、資金繰りに特化した財務分析手法として、『取引先アラーム管理』が出版された。
それは「あらかん」という名称でシステム化され、金融機関や大手企業に採用される。
2010年現在は、「OX理論(アラーム管理システム)」として進化を遂げ、
変わらずに“ユニークな企業分析手法”として利用されている。
<分析ロジック>
“資金繰り破綻の兆候を見抜くこと”を目的として、
13万社(生存12万、倒産1万)の決算書を検証。
倒産企業の決算書に現れる「異常な数値の勘定科目」
「前期や前々期からの異常な数値の変化」等を解析し、
分析ロジックを構築している。
分析のスタンスは、“業績(儲かっているのか、儲かっていないのか)”ではなく、
“リスク(その企業に内在するリスクの有無と程度)”評価に重きを置いている。
それゆえ、売上が倍々ゲームで伸びており一般的な評価が高い企業でも、
OX理論では売上と共に連動すべき勘定科目
(売掛金、棚卸資産、支払手形、現預金等)にも
ほぼ同様の動きがなければ、売上そのものの信憑性を疑い、
むしろ評価が下がるケースが多々ある。
《OX理論による分析サンプル》
[社 名]株式会社エフオーアイ(東証マザーズ上場 )
[証券コード]6253
[業 種]独立系、半導体前工程装置のベンチャー
[従 業 員]196名(連結)
[破 綻 日]2010年5月21日
[備 考]2009年11月20日に上場し、2010年6月19日
に上場廃止。上場後、わずか7ヵ月で上場廃止。
売上高約118億円のうち実際の売上高は2億円
という前代未聞の粉飾が発覚し、信用失墜。
[OX 格付] BB 【37】(2009年3月連結決算)
[アラーム分析表1・2]
http://www.ox-standard.co.jp/pdf2/100531_foi.pdf
<分析方法と評価>
2期(分析精度としては3期推奨)以上の決算書
(BS、PL、脚注〔減価償却費、割引手形、裏書譲渡手形、保証債務〕)を分析し、
100点満点評価。
40点以下を“資金繰り破たんリスクが高い”と判定する。
また、決算に内容に応じた分析コメントが自動的に出力される。
【格付速報】
2004年、上場企業をOX理論で分析した『格付速報』が出版された。
一部の投資家、審査マンに好評だったが、2007年新春号を最後に廃刊。
『格付速報(WEB版)』を検討中ではある。
【OXメルマガ】
月に数回配信。内容は2種類。
≪分析編≫
破綻した上場企業や著名な未上場企業の分析を掲載。
「なぜ倒産したのか」
「どんな粉飾があったのか」
「破綻までの経緯は?」
「どんな切り口で分析すればいいのか」
「連鎖倒産のリスクは?」など、
OX理論の分析と共に、筆者独自の切り口や思いを記載。
≪解説編≫
国際会計基準、有価証券報告書、会社法などの会計制度や
法規制等を平易にまとめて配信。
趣味
読書(ハードボイルド、純文学、ミステリー、人生訓、歴史)
サッカー(最近はもっぱらテレビ観戦のみ)