東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1200に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、輸送用機器、証券商品先物、電気機器など29業種が上昇。一方、鉱業、食料品、倉庫運輸、石油石炭の4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、中外薬<4519>、ニデック<6594>が軟化した。
前日の米国市場では、長期金利が低下するなかでエヌビディアなどハイテク株高が相場をけん引した。米国と中国が貿易交渉で合意に署名し、米中貿易摩擦への警戒感が後退したほか、米ホワイトハウス報道官が上乗せ関税の期限延長に含みを持たせたことも投資マインドを上向かせた。東京市場は、ハイテク株のほか、米中通商合意を受けて機械などの中国関連株にも値を上げる銘柄が目立った。また、日米の関税交渉での自動車関税の引き下げへの期待感もあり、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの完成車メーカーにも投資資金が向かった。
米国の経済指標は予想を下回るものが目立ってきているが、これが利下げ期待につながり、株価を支える要因になっている。ただ、日経平均はここ数日の急上昇で短期的な過熱感から調整局面も予想される。米国と各国との関税問題はいまだ解決しておらず、関連報道には引き続き注意が必要だろうが、目先は4万円を中心に値固め局面となることが想定されよう。
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