東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1200を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、ガラス土石、金属製品、輸送用機器を除く30業種が上昇。銀行、証券商品先物、その他金融、鉱業、非鉄金属の上げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、日東電工<6988>が堅調。半面、中外薬<4519>、TOTO<5332>、7&iHD<3382>、ダイキン<6367>が軟化した。
前日に700円近く上昇した反動から利益確定売りに反落して始まったが、石破首相が28日、議席を伸ばした政党の主張を「取り入れるべきは取り入れる」と述べたことなどから、財政政策への期待から買い直す動きに向かわせたようだ。もっとも、強い動きとはなったものの、東証プライムの売買高は15億株台と低水準であり、積極的なリバウンド狙いというよりは、短期的な上昇を狙った物色であろう。米大統領選後の米国市場の反応を見極めたいところであり、引き続き決算などを手掛かりとした日替わり的な物色に向かわせそうだ。また、本日は米長期金利の上昇を手掛かりに金融セクターの強さが目立っており、買いが持続するかを見極めたい。
日経平均は心理的な節目の39000円に迫ってきた。戻り待ちの売りも出やすいところであるが、売り仕掛け的な売買は避けておきたいところであろう。また、決算発表が本格化するなか、予想を上回る決算を発表した企業への資金流入が目立つ。足もとで調整が続いていた銘柄などはアク抜けとみられる動きを強める可能性もあり、先回り的な動きが徐々に広がりをみせてくる可能性はありそうだ。
<CS>
この銘柄の最新ニュース
SBGのニュース一覧- 円高進行も38000円処では底堅い値動き【クロージング】 今日 16:45
- 【↓】日経平均 大引け| 反落、円高進行で一時3万8000円割れ (11月29日) 今日 16:38
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反落、東エレクやソフトバンクGが2銘柄で約64円分押し下げ 今日 16:23
- 日経平均29日大引け=反落、141円安の3万8208円 今日 15:32
- 15時の日経平均は151円安の3万8197円、東エレクが48.34円押し下げ 今日 15:01
マーケットニュース
- 来週の株式相場に向けて=再び日米欧「中銀会合」にフォーカス当たる (11/29)
- 東京株式(大引け)=141円安と反落、円高進行を警戒し輸出関連株など安い (11/29)
- 29日香港・ハンセン指数=終値19423.61(+56.65) (11/29)
- 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、円買い先行もドル選好地合いは変わらず (11/29)
おすすめ条件でスクリーニング
ソフトバンクグループの取引履歴を振り返りませんか?
ソフトバンクグループの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。