東証プライム市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄数が1400を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、海運を除く32業種が上昇し、証券商品先物、電気ガス、銀行、鉱業の上昇が目立った。指数インパクトの大きいところではソフトバンクGのほか、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>が堅調だった。半面、イビデン<4062>、キッコーマン<2801>、コナミG<9766>、キーエンス<6861>、トレンド<4704>が軟化した。
前日の米国市場では主要株価指数が上昇。9月の米小売売上高やコンファレンスボード消費者信頼感が弱い結果になったことが年内の利下げ観測を高めた。また、米連邦準備理事会(FRB)の次期議長に利下げに前向きなハセット氏が最有力候補として伝わったことも投資家心理を好転させた。この流れからインデックスに絡んだ資金が流入。ソフトバンクGがリバウンドをみせてきたことで、半導体や人工知能(AI)関連にも買いが広がった。利下げによる米国での住宅事業が伸びるとの思惑から住友林<1911>や積水ハウス<1928>の住宅関連も上伸した。一方、大株主の米投資ファンドが保有株の一部を売却すると伝わったキオクシアHD<285A>は10%超急落した。
日経平均は米利下げ期待から大幅に続伸したが、27日は米国市場が感謝祭で休場なうえ、翌28日も短縮取引となるだけに、海外勢のフローは減少する。クリスマス休暇入りとなる参加者も増える可能性が高く、積極的にポジションを傾けてくる動きは期待しづらい。本日の上昇も先週までの調整に対するリバランスの動きとも考えられる。そのため、日経平均の5万円大台回復を狙った上値追いの買いも限られそうだ。ただ、本日から年末に向けて総額9兆円近い中間配当金の支払い日を迎え、これが相場を支える要因となることで底堅さは意識されそうである。
<CS>
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