パーカー、今期経常を9％下方修正

　パーカーコーポレーション <9845> [東証２] が2月7日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比43.2％増の23.6億円に拡大した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の32億円→29億円(前期は28.9億円)に9.4％下方修正し、増益率が10.6％増→0.2％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の15.6億円→12.6億円(前年同期は24.5億円)に19.2％減額し、減益率が36.4％減→48.6％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比40.0％減の7.2億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の9.6％→5.0％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期連結業績予想につきましては、売上は海外売上において当初の想定を上回る円安の影響があり、増加の予想ですが、営業利益は自動車業界の減産と原材料価格高騰の影響を大きく受け、収益は低下しております。また収益の悪化により連結子会社のパーカーアサヒ株式会社の繰延税金資産取崩により法人税等234 百万円を当第３四半期連結会計期間に計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は減少する予想です。 (注)上記業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。