同社グループの係わる電線業界においては、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均1,409千円と前期平均1,232千円に比べ14.4%上昇した(銅価格の推移、1トン当たり期初1,270千円、高値1,750千円(2024年5月)、安値1,230千円(2023年12月)、期末1,490千円)。また、建設・電販向けの出荷量は、前期に比べおおむね横ばいで推移した。このような情勢の下で同社グループは、提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図った。
当年度の経営成績は、半導体製造装置向け及び工作機械向けで一部に需要の停滞があったが、自動車向け及び建設・電販向けの売上が増加したことにより、増収増益となり、3期連続で売上高及び各利益ともに過去最高を更新した
2025年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.8%増の1,400.00億円、営業利益が同6.3%増の110.00億円、経常利益が同4.1%増の112.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.6%増の77.00億円を見込んでいる。 <ST>
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