<動意株・5日>(大引け)=キユソ流通、テイカ、任天堂など
テイカ<4027.T>=反発、全体下げ相場に逆行して高い。同社は酸化チタンおよび機能性材料を手掛けており、自動車や住宅、化粧品向けなどで旺盛な需要を確保している。特に化粧品は訪日外国人の増勢を背景にインバウンド需要が反映されており、同社が手掛ける表面処理剤などに追い風となっている。株価は6月中旬以降、急な調整を入れたが6月27日の2000円大台割れで売り物が枯れ目先底入れの動き。信用買い残が少なく、信用倍率は1.2倍台と需給関係は良好。時価PERも12倍台で割安感がある。
任天堂<7974.T>=堅調。全体相場が後場に入り下げ加速となるなかで、強さを発揮。市場では「同社株は前日に一時2000円を超える下げを見せており、年初来安値を更新したが、行き過ぎた下げと見た個人投資家を中心に目先リバウンド狙いの買いが流入した。一部、空売りの買い戻しも入っているとみられる」(国内ネット証券大手)という。ただ、上値は重い。「前日の急落のアヤ戻しの範囲。ニンテンドースイッチの好調を背景に始まった上昇相場は昨年春先で、その当時の株価は2万5000円近辺だった。年初来では大底圏にもみえるが、リスクオフ相場の流れが強まった場合、下値余地はまだ大きいとみられる」(同)と警鐘を鳴らしている。
三機サービス<6044.T>=大幅続伸。同社は4日取引終了後、18年5月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を100億円から111億4800万円(前期比27.0%増)へ、営業利益を6億3000万円から7億7700万円(同44.4%増)へ、最終利益を4億1700万円から5億2700万円(同46.4%増)へそれぞれ増額した。小売業界の大口取引先との取引が拡大し、病院などへの省エネ事業提案も安定化したことが寄与し、想定以上に売上高が拡大した。これにより営業利益、経常利益、最終利益もすべて伸長し、過去最高益更新となる見通し。
東京個別指導学院<4745.T>=大幅続伸。同社は4日取引終了後に、19年2月期第1四半期(3~5月)の単独決算を発表。授業料収入や講習会の売り上げが伸び、売上高が36億7900万円(前年同期比7.3%増)となったことが好感されているようだ。営業損益は6億2000万円の赤字(前年同期は7億5700万円の赤字)となった。同社の業績は教育事業の性質上、夏季・冬季講習会などが実施される第2四半期および第4四半期に売り上げが大きくなる一方、第1四半期は新学年を迎える時期にあわせて募集活動を活発に行うことから広告宣伝費が増加する傾向にあるという。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
イオンディライト<9787.T>=大幅高。同社は4日取引終了後に、19年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。営業利益は46億3700万円(前年同期比13.6%増)となり、上半期計画90億円に対する進捗率は51.5%となった。売上高は764億8000万円(同1.3%増)で着地。不具合改修業務の受託拡大などで設備管理事業が7%の増収となったほか、清掃事業や資材関連事業なども堅調に推移した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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