スクエニＨＤが急落、９月中間期２ケタ営業減益を嫌気

　スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が急落。８日の取引終了後に発表した第２四半期累計（４～９月）連結決算が、売上高１０６３億４７００万円（前年同期比２３．１％増）、営業利益１１１億１５００万円（同１１．７％減）、純利益５４億９５００万円（同２５．０％減）と２ケタ営業減益となったことが嫌気されている。

　新規大型タイトルの投入でデジタルエンタテインメント事業の売り上げが伸長し、全体の売上高を押し上げたが、これに伴う償却負担の増加や、スマートフォン・パソコン向けゲームなどにおける上期ローンチタイトルの実績が想定を下回ったこと、さらに広告宣伝費が先行したことなどが利益を圧迫した。

　なお、１７年３月期通期業績予想は、売上高２５００億～２７００億円（前期比１６．８～２６．１％増）、営業利益２７０億～３３０億円（同３．８～２６．８％増）、純利益１７０億～２１０億円（同１４．５％減～５．６％増）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）