<動意株・12日>(大引け)=北沢産業、ユークス、エディアなど
ユークス<4334.T>=大幅反発。同社は9日取引終了後に発表した19年1月期の連結業績予想で、売上高44億1900万円(前期比31.9%増)、営業利益2億7600万円(同4.8倍)、最終利益2億4100万円(前期2500万円の赤字)と大幅増益を見込んでいることが好感されている。ゲームソフト分野で米2Kスポーツから受託したWWEゲームシリーズの最新作の開発が進んでいることに加えて、パチンコ・パチスロ分野とモバイルコンテンツ分野でも複数のプロジェクトの開発が順調に進んでおり、これらが下期業績から貢献する見通しだ。
エディア<3935.T>=後場に入って一時大幅高後に上昇幅縮小。同社はきょう、AI(人工知能)ソリューション企業のSPJ(東京都千代田区)と、AI関連技術を活用した次世代カーナビやゲームなどの開発を目的とする共同研究を開始すると発表。これが材料視されているようだ。この共同研究開発では、エディアが商品またはサービスの企画や学習データの収集を担当し、SPJがAI関連技術を支援。18年内にも徒歩・カーナビアプリ「MAPLUS+声優ナビ」の音声操作・対話エンジンや、ユーザー固有の性格に育つメイドカーナビAIをリリースする予定だとしている。
鳥貴族<3193.T>大幅続伸。同社が9日に発表した第2四半期累計(17年8月~18年1月)単独決算が、売上高165億900万円(前年同期比18.5%増)、営業利益8億9100万円(同51.0%増)と大幅増益だったことが好感されている。関東地方での記録的な長雨や昨年10月に2週続けて週末に台風が上陸したこと、さらに1月の関東地方の豪雪の影響などで既存店売上高は前年同期比0.1%減となったが、一方で、関東圏や東海圏を中心に43店舗の新規出店を行ったことが寄与した。
カナモト<9678.T>=3日ぶりに急反発。同社は9日に、18年10月期第1四半期(17年11月~18年1月)の連結決算を発表。営業利益は53億7000万円(前年同期比19.6%増)となり、上半期計画92億4000万円に対する進捗率は58.1%となった。売上高は422億6400万円(同8.5%増)で着地。各地域の建設機械のレンタル需要に対し資産の的確な再配置を進めたことや、中古建機販売の市況が良好だったことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
アマガサ<3070.T>=一時ストップ高。同社は若年層を中心とした婦人靴の企画・販売を手掛ける。9日取引終了後に発表した19年1月期の連結業績予想は、営業利益が6200万円(同40.7%増)、最終損益は500万円の黒字(前期8000万円の赤字)を見込んでおり、損益回復が顕著となる見通しにあることで、これを手掛かり材料に投機資金が攻勢をかけた。株価は13週、26週移動平均線をいずれも一気に上に抜き、中期的にもトレンド転換を印象付けている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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