北陸ガス、今期最終を一転赤字に下方修正

　北陸ガス <9537> [東証Ｓ] が2月8日後場(14:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は8.2億円の赤字(前年同期は9.2億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の2億円の黒字→1.8億円の赤字(前期は4.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.9億円の黒字→1.9億円の赤字(前年同期は2億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は8.3億円の赤字(前年同期は11.4億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-9.4％→-8.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年１月１日に発生しました「令和６年能登半島地震」により、当社供給区域である新潟市を中心にガス管等の供給設備に被害を受けたことから、その修繕費用等約２億円を地震による災害損失として特別損失に計上する見込みであること、及びガスの販売量が計画を下回っていることなど第３四半期連結累計期間までの業績を踏まえ、連結・個別とも2023年11月２日に公表した2024年３月期の業績予想を上記の通り修正いたします。（注）上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。