東ガス、今期経常を20％上方修正、配当も5円増額

　東京ガス <9531> [東証Ｐ] が1月31日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の1580億円→1900億円(前期は4088億円)に20.3％上方修正し、減益率が61.4％減→53.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の103億円→423億円(前年同期は3001億円)に4.1倍増額し、減益率が96.6％減→85.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の65円→70円(前期は65円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年3月期第3四半期決算実績および最近のエネルギー価格動向等を反映して2024年3月期通期の業績予想を修正した結果、個別業績予想において売上高、営業利益、経常利益、当期純利益が前回予想から変動する見通しとなりました。 また、連結業績予想においても、同様に反映した結果、前回予想から修正を行っております。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、今後様々な要因により実際の業績が記載の予想数値と異なる可能性があります。

　当社は、株主還元方針において、配当に加え、消却を前提とした自己株式取得を株主還元の一つとして位置付け、総還元性向（連結当期純利益に対する配当と自己株式取得の割合）は、各年度４割程度を目安としております。今般、収支見通し等を勘案し、2024年３月期の期末配当金の予想について、５円増額の37.5円に修正いたします（年間では、第２四半期末の配当金32.5円を含め70円）。