大引けの日経平均は前週末比396.68円高の27224.11円となった。終値としては2月17日以来の高値となる。東証1部の売買高は15億3323万株、売買代金は3兆4261億円だった。業種別では、鉱業、保険業、卸売業が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、海運業、空運業、食料品など5業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の52%、対して値下がり銘柄は44%となった。
個別では、米金利上昇で三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株が買われた。連休中にNY原油先物相場が3日続伸したことを受け、INPEX<1605>が8%を超える上昇となったほか、三菱商事<8058>などの商社株も上昇が目立った。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>、ソニーG<6758>などが堅調。前期業績の修正や増配を発表したアダストリア<2685>は急伸し、インフロニアHD<5076>による株式公開買付け(TOB)が発表された東洋建<1890>はストップ高を付けた。一方、郵船<9101>やレーザーテック<6920>が軟調で、商船三井<9104>
は小安く引けた。前週末に急伸したレノバ<9519>が利益確定売りに押されるなど、中小型グロース(成長)株は下落が目立った。また、中古車価格のピークアウト懸念からIDOM<7599>やネクステージ<3186>が東証1部下落率上位に顔を出した。
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