「円高メリット」が首位、引き続き高い関心集める<注目テーマ>
1 円高メリット
2 防衛
3 パワー半導体
4 地方銀行
5 半導体
6 銀行
7 金利上昇メリット
8 インド関連
9 グローバルニッチ
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が1位となっている。
今年の為替相場が円高方向に振れるとの見方は依然として強い。大規模金融緩和を続ける日銀と、急激な利上げを行う米連邦準備制度理事会(FRB)という金融政策の明確な違いを背景に昨年は歴史的な円安に見舞われたが、足もとでこの状況に変化が生じているためだ。今年は日銀については緩和策の修正、FRBは利上げペース減速の方向にそれぞれ動くとみられている。
株式市場において円安は輸出セクターを中心にプラス要因として働いたものの、小売りや食品など内需企業にはマイナス要因として重くのしかかった。日米の金融政策を巡ってドル・円相場は今後も荒い値動きをみせそうだが、昨年10月安値の1ドル=150円台をターニングポイントとした円高の流れが大きく変わるのは当面先となるだろう。「円高メリット」のテーマは引き続き高い関心を集めることが見込まれる。
関連銘柄としてはニトリホールディングス<9843.T>のほか、ニチレイ<2871.T>やマルハニチロ<1333.T>など食品セクターや王子ホールディングス<3861.T>をはじめとする紙パルプ株、東京電力ホールディングス<9501.T>や関西電力<9503.T>、東京ガス<9531.T>などの電力・ガス株、日本航空<9201.T>など空運株が挙げられる。
出所:MINKABU PRESS
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