海運事業のうち、内航事業の売上高は前年同期比13.5%増の17.45億円、営業利益は同51.7%増の0.74億円となった。内航事業では、前期に引き続き国内鉄鋼市場が堅調に推移したことから、主要貨物である鋼材の輸送量が増加し、管理船舶の効率的な配船に繋がった。外航事業の売上高は同223.7%増の8.81億円、営業利益は1.10億円(前年同期は0.09億円の利益)となった。在来船の運賃相場が高水準で推移したことに加えて、急激な円安の進行により、航海ごとの売上高と利益幅が上昇した。
港運・倉庫事業のうち、港運事業の売上高は前年同期比27.0%増の17.52億円、営業利益は同10.2%増の0.35億円となった。中国主要港のロックダウンの影響を受け、中国を発着とする貨物の荷動きが一時的に停滞したが、運賃が高額となる欧州・北米等他の地域向けの取扱いが順調に推移した。倉庫事業の売上高は同17.7%増の4.20億円、営業利益は同210.1%増の0.57億円となった。神戸地区の一般貨物の取扱いが、コロナ禍による物流の停滞の影響もあり減少したが、姫路倉庫での鋼材の取扱いが増加し、兵庫埠頭物流センターでは、付加価値の高い危険品貨物の新規案件の取扱いを開始するなど、順調に推移した。また、前期末に兵庫埠頭物流センターの敷地を取得したことによる賃借料の減少等原価の圧縮効果もあった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.8%減の150.00億円、営業利益が同2.4%増の5.00億円、経常利益が同4.4%減の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.4%減の3.50億円とする期初計画を据え置いている。
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