本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって小反発、値上がり銘柄数は257、値下り銘柄数は253、変わらずは21。
本日のグロース市場はもみ合い展開となった。前日6日の米国株式市場のダウ平均は続落。民間部門のADP雇用統計が1年超ぶりの大幅な伸びとなり、雇用加熱による利上げ再開を警戒した売りが先行した。10年債利回りが4%を超えるなか終日軟調に推移した。ナスダック総合指数も続落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、本日の東証グロ-ス指数は小幅に反発した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落スタート後、朝方に下げ幅を縮小してプラス圏に浮上した。ただ、その後は売り買いが交錯して前日終値付近でのもみ合い展開となった。米国の強い雇用指標の結果を受けて金融引き締め長期化懸念が台頭しており、国内の個人投資家心理にネガティブに働いた。また、米長期金利が上昇しており、バリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株を手掛けにくかった。さらに、本日米国では米6月雇用統計が発表される予定で、積極的に買い進む動きは限定的となり、出来高や売買代金は直近と比較すると低調に。そのほか、本日は東証グロース市場に上場したグリッド<5582>は気配値上限の4925円で買い気配のまま上場初日の取引を終えた。東証マザーズ指数は0.18%高、東証グロース市場Core指数が0.33%安で時価総額上位銘柄は軟調に推移した。
個別では、前日大きく下落したGRCS<9250>は押し目買い優勢となり22%高のストップ高で値上がり率トップに、子会社が企業による「Threads」の活用に関する支援サービスを開始したと発表したラバブルマーケ<9254>が10%高となった。また、ARDS対象の体性幹細胞再生医薬品開発で子会社設立を発表したヘリオス<4593>が7%高となった。
時価総額上位銘柄では、ispace<9348>やTKP<3479>などが堅調に推移、値上がり率上位には、カルナバイオ<4572>、スペースマーケット<4487>などが顔を出した。
一方、前日に続いて売り優勢の展開となった海帆<3133>が14%安のストップ安で値下がり率トップに、前日まで上昇していたレナサイエンス<4889>が利食い売り優勢から9%安となった。また、前日まで右肩上がりで上昇していたツクルバ<2978>が利益確定売り優勢となり9%安となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やM&A総研<
9552>などが軟調に推移、値下り率上位には、DDS<3782>、ソーシャルワイヤー<3929>
などが顔を出した。
東証グロース市場Core指数では、ispace、TKP、サンウェルズ<9229>などが上昇した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9250|GRCS | 3790| 700| 22.65|
2| 4572|カルナバイオ | 910| 150| 19.74|
3| 4570|免疫生物研究所 | 652| 100| 18.12|
4| 4487|スペースM | 568| 80| 16.39|
5| 7409|AeroEdge | 6550| 630| 10.64|
6| 4258|網屋 | 2071| 197| 10.51|
7| 9254|ラバブルマーケ | 1465| 136| 10.23|
8| 5570|ジェノバ | 1300| 105| 8.79|
9| 3652|DMP | 3795| 265| 7.51|
10| 4593|ヘリオス | 289| 20| 7.43|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3133|海帆 | 574| -100| -14.84|
2| 3782|DDS | 16| -2| -11.11|
3| 4889|レナサイエンス | 516| -54| -9.47|
4| 2978|ツクルバ | 1004| -102| -9.22|
5| 3929|ソシャルワイヤ | 384| -33| -7.91|
6| 7068|FフォースG | 981| -63| -6.03|
7| 5254|Arent | 5180| -310| -5.65|
8| 4264|セキュア | 2352| -139| -5.58|
9| 5139|オープンワーク | 4470| -245| -5.20|
10| 9162|ブリーチ | 1280| -70| -5.19|
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