東京汽、今期経常を赤字拡大に下方修正

　東京汽船 <9193> [東証２] が11月8日後場(14:20)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の1億3000万円の赤字→3億7200万円の赤字(前期は3億4000万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想の2200万円の赤字→1億7100万円の赤字(前年同期は2億1200万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年3月期第２四半期連結累計期間の業績予想につきましては、旅客船事業及び売店・食堂事業において売上高は観光需要期である夏場に持ち直し増収となったものの、緊急事態宣言等の長引く自粛要請や天候不順の影響もあり予想を大きく下回り、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は下振れる見込みとなり下方修正いたします。　　通期の連結業績予想につきましては、曳船事業は回復途上であるものの旅客船事業においては、感染再拡大の懸念もあり利用客が本格的に回復するには時間を要するものと思われます。また、費用面で原油価格が上昇基調となっており、為替の円安傾向と相まって連結グループ全体で燃料費の増加が予想されるため2021年５月14日に公表いたしました業績予想数値を下方修正いたします。（注）上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。