東海汽、今期最終を一転赤字に下方修正

　東海汽船 <9173> [東証２] が11月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年12月期の連結最終損益を従来予想の1億円の黒字→1.2億円の赤字(前期は3.2億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益も従来予想の5.5億円→3.3億円(前年同期は3.7億円)に39.4％減額し、一転して9.1％減益計算になる。

　同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年12月期の連結及び個別の通期業績予想につきましては、当社グループにとって最多客期である第３四半期において、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の進展により、経済活動の正常化に伴う段階的な観光需要の回復を見込んでおりました。　しかしながら、緊急事態宣言が９月末まで延長されたことにより、想定よりも需要回復が遅れていること、また費用面では原油価格の上昇に伴い船舶燃料費の増加が見込まれることなどから、連結及び個別の通期業績予想を修正いたします。　なお、今回公表した予想は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。