<動意株・24日>(大引け)=オハラ、住友金属鉱山、センコーなど
住友金属鉱山<5713.T>=反発。23日付でみずほ証券が投資判断「買い」継続、目標株価を1450円から1700円に引き上げた。ニッケル価格の上昇は、同社のような電気ニッケル生産者(中間物が原料)には恩恵になるとし、円高圧力がありながらもニッケル価格上昇により、新中計期間最終年度(19年3月期)末までに、引き続き1000億円程度の追加投資余力(財務の柔軟性)を確保すると指摘。17年3月期を通期連結営業利益で会社側と同様の460億円(前期597億2000万円)から490億円へ、18年3月期を640億円から740億円へ引き上げている。
センコー<9069.T>=大幅反発。午前中に、イオングローバルSCM(千葉市美浜区)が神奈川県・愛川町に開設した西関東LC(ロジスティクスセンター)の構内作業や配送業務などを受託し、8月から業務を開始したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。西関東LCは、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(東京都港区)の「GLP厚木2」の1階から4階部分を使用。センター内には、自動仕分け機、2台の荷物用エレベーター、4台の垂直搬送機を設け、作業効率の向上を図るほか、独自の配車支援システムなどを導入し、効率的な配車業務を行うとしている。
ALBERT<3906.T>=ストップ高。同社は午前11時ごろ、AI(人工知能)やディープラーニングのビジネス応用を支援するサービスの提供を開始すると発表しており、これを好感した買いが入っている。新サービスは、AI、特にディープラーニングの技術を自社のビジネスに活用したいと考える企業が急増していることを受けて、技術導入までのロードマップを描くコンサルティングから、精度検証とプロトタイピング、システム化や製品への組み込みまでを一貫して支援するサービス。
イグニス<3689.T>=急反発。同社は23日の取引終了後、IoT(モノのインターネット)ベンチャーのロビット(東京都板橋区)と資本・業務提携契約を締結し、IoT領域に進出すると発表した。ロビットは「ハードとソフトで新しい価値を生み出す」というビジョンを掲げ、人々の生活の不便や困難を解決し、日常をより良くすることを目指すものづくり企業。16年7月には世界初となるスマートフォン連動型カーテン自動開閉機「めざましカーテンmornin’』を発表するなどの実績がある。
メタップス<6172.T>=急反騰。24日付の日経産業新聞で、「消費者の買い物などお金の流れの分析につなげられる人工知能(AI)ソフト『ラプラス』を発売する」と報じられており、業績への貢献を期待した買いが入っている。記事によると、ビッグデータをもとにして、年齢や職業などから個別の消費者が何を買うか、将来にわたっていくらお金を使うのかといった予測ができるようAIソフトに学習させるという。また、これをベースに保険会社が独自データを加味して個人プランを提案するといった活用法を探るとしており、事業展開に当たっては金融機関などと連携していくとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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