丸全運、今期経常を3％下方修正

　丸全昭和運輸 <9068> [東証Ｐ] が11月8日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.2％減の65.2億円に減り、従来の8.7％増益予想から一転して減益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の155億円→150億円(前期は137億円)に3.2％下方修正し、増益率が12.5％増→8.8％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の100億円→107億円(前期は89.3億円)に7.0％上方修正し、増益率が12.0％増→19.8％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比21.6％増の84.7億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比6.4％減の31.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の9.2％→8.9％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期におきましては、貨物の取扱量の伸び悩みや海上運賃下落の影響等により、売上高は当初予想を下回ると見込まれることから、上記の通り前回予想を修正いたします。　尚、営業利益、経常利益につきましても、業務の効率化と経費節減によりコスト圧縮に努めておりますが、売上高減少による影響を受け、前回予想を修正いたします。親会社株主に帰属する当期純利益及び当期純利益については、政策保有株式縮減における保有株式売却により、投資有価証券売却益を計上したこと等により、上方修正いたします。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。