日通、今期経常を2％上方修正

　日本通運 <9062> が11月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比68.9％増の406億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の580億円→590億円に1.7％上方修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.2％減の171億円に減り、売上営業利益率は前年同期の3.3％→2.9％に悪化した。

　※21年12月期(9ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、国際貨物の輸送需要が想定以上に伸長しているものの、国内貨物の荷動きが低調であることから、連結は上方修正する一方で、個別については、前回発表予想を据え置きといたしました。個別の営業利益、経常利益は、国内貨物の荷動き低調により、前回発表を下回ることが見込まれますので、下方修正いたしました。一方で、連結の営業利益、経常利益は、国際貨物の輸送需要の伸長により海外子会社の業績が前回予想を上回ると見込まれるため、上方修正いたしました。連結の親会社株主に帰属する当期純利益および個別の当期純利益は、第2 四半期連結累計期間における政策保有株式の売却実施による特別利益の計上等により、上方修正いたしました。また、新型コロナウイルス感染症拡大による当社グループの事業への影響は、前回発表予想と同様に限定的であると想定しております。なお、新型コロナウイルス感染症拡大によるロックダウンなどの大規模な社会的制限について、想定、反映はしておりません。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報に基づいて判断し作成したものであり、リスクや不確定要素を含んでおり、実際の業績は予想数値と異なる場合があります。