日経平均株価
始値 32928.92
高値 33452.13(14:59)
安値 32914.09(09:01)
大引け 33445.90(前日比 +670.08 、 +2.04% )
売買高 14億3245万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆5298億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり急反発、ほぼ高値引けに
2.米長期金利低下を好感しハイテク中心に戻り足
3.メジャーSQ前で先物を絡めた買い攻勢も観測
4.値上がり銘柄数は1500超で全体の9割を超える
5.レーザーテクが大商いで急伸、半導体株が牽引
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比79ドル安と続落した。米雇用統計発表を週末に控えて利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、一気にリスクオンの流れに傾き、日経平均株価は大幅高。先物主導で一貫した上昇トレンドを形成し高値圏で着地した。
6日の東京市場は、前日までの地合いとは打って変わって日経平均は急速な切り返しをみせた。前日の米国株市場では米長期金利の低下を背景にハイテク株が強さを発揮、NYダウは安かったもののナスダック総合株価指数はプラス圏で着地。米10年債利回りは4.1%台まで低下しており、株式市場の相対的な割高感が緩和され、グロース株中心に投資資金が誘導された。これを受けて東京市場でも市場センチメントが改善した。取引時間中に米株価指数先物が強い動きを示していたことも追い風となったほか、今週末のメジャーSQ算出を控え、先物を絡めた買い攻勢が顕著で全体指数を押し上げた。値上がり銘柄数は1500を上回り、プライム上場銘柄の93%の銘柄が上昇する文字通りの全面高様相となっている。ただ、売買代金は3兆5000億円台で前日の水準を若干下回った。
個別では、4営業日連続で4000億円超の売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が5%を超える上昇をみせたほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が高い。トヨタ自動車<7203>が活況高。さくらインターネット<3778>の物色人気が際立っており、大商いで値上がり率トップに買われた。東京電力ホールディングス<9501>が大きく上値を伸ばし、三菱商事<8058>も高い。TOPPANホールディングス<7911>が急騰、円谷フィールズホールディングス<2767>の上げ足も目立っている。
半面、ゼンショーホールディングス<7550>が下落、資生堂<4911>も軟調。良品計画<7453>も冴えない動きとなった。トモニホールディングス<8600>が急落、タツモ<6266>、NSユナイテッド海運<9110>なども利食われた。ジンズホールディングス<3046>、ブイキューブ<3681>も下値を探った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約208円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は資生堂 <4911>、ファナック <6954>、横河電 <6841>、京王 <9008>、川崎汽 <9107>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約3円。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)精密機器、(2)電気・ガス業、(3)証券商品先物、(4)輸送用機器、(5)電気機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)陸運業、(4)銀行業、(5)空運業。
■個別材料株
△セリア <2782> [東証S]
11月度既存店売上高が前年比プラスに転じる。
△さくらネット <3778> [東証P]
空売り買い戻しによる需給相場の様相。
△第一三共 <4568> [東証P]
米特許訴訟でノバルティス
△窪田製薬HD <4596> [東証G]
「eyeMO」の拡販を期待。
△東洋炭素 <5310> [東証P]
「半導体製造装置の基幹部材を日本や米国で増産」との報道。
△OSG <6136> [東証P]
CB発行で上限15.63%の自社株買い。
△不二電機 <6654> [東証S]
記念配当3円実施と2~10月期最終42%増益を好感。
△レーザーテク <6920> [東証P]
米半導体株安も5日線サポートラインに上昇波継続で切り返し。
△東電HD <9501> [東証P]
柏崎刈羽原発の運転禁止解除に期待感。
△ストライダズ <9816> [東証S]
10万株を上限とする自社株買いを実施へ。
▼リプロセル <4978> [東証G]
新株予約権発行で潜在的な希薄化を懸念。
▼トモニHD <8600> [東証P]
公募増資による希薄化を懸念。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)さくらネット <3778>、(2)TOPPAN <7911>、(3)ウェルビー <6556>、(4)円谷フィHD <2767>、(5)ケアネット <2150>、(6)ストライク <6196>、(7)東洋炭素 <5310>、(8)東電HD <9501>、(9)富士製薬 <4554>、(10)セック <3741>。
値下がり率上位10傑は(1)トモニHD <8600>、(2)タツモ <6266>、(3)ユナイテド海 <9110>、(4)JINSHD <3046>、(5)ネットプロ <7383>、(6)ブイキューブ <3681>、(7)鈴木 <6785>、(8)アイスタイル <3660>、(9)トランコム <9058>、(10)GMO-GS <3788>。
【大引け】
日経平均は前日比670.08円(2.04%)高の3万3445.90円。TOPIXは前日比44.51(1.90%)高の2387.20。出来高は概算で14億3245万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1540、値下がり銘柄数は95となった。東証グロース250指数は698.49ポイント(4.70ポイント高)。
[2023年12月6日]
株探ニュース
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