宝塚ホテルは、1926年(大正15年)に、当時としては先進的な洋館ホテルとして開業し、その後、ホテル機能の充実と規模の拡大を図りながら、90年余の永きにわたり多くのお客様にご愛顧いただいてまいりました。しかしながら、経年により躯体や基幹設備の老朽化が進んでいることに加え、現行法上の耐震基準を満たしていないこと等から、今般、宝塚大劇場の西側隣接地(現 西駐車場)に移転・新築することとします。
新しい宝塚ホテル(以下、新ホテル)は、現在のホテルのデザインを継承するなど伝統を受け継ぐとともに、これまで以上に宝塚歌劇と連携して新たな魅力を発信すること等により、地域の良好な都市イメージのさらなる向上に努めてまいります。そして、2020年春の開業を目指して本計画を推し進めていくこととします。
なお、現在の宝塚ホテルは、新ホテルの開業まで、営業を継続する予定です(但し、開業準備のための期間は除きます)。
■計画の概要
※敷地整備工事の着工に伴い、宝塚大劇場の駐車場は9月14日(木)から劇場北側駐車場(整備中)に移転します。
■施設の構成
新ホテルでは、魅力あふれる高品位なサービスとくつろぎの空間を提供してまいります。
客室は、宝塚歌劇の観劇やビジネスユースなど幅広いニーズに対応できる様々なルームタイプを備え、現在のホテルを上回る約200室を予定しています。
宴会場は、宝塚大劇場のオフィシャルホテルとして、宝塚歌劇のディナーショーを開催できる大宴会場と、地域のコミュニティホテルとしてご利用いただける中・小宴会場の合計4室をご用意します。また、料飲施設は、親しみやすいカフェレストラン&バイキングのほか、上質なお食事とサービスを提供する日本料理や鉄板焼、落ち着いた空間でアフターヌーンティーやお酒をお楽しみいただけるラウンジの計4施設を設けます。
■現ホテルのデザインの継承
新ホテルは、阪神間モダニズムと称されるクラシカルな現ホテルのデザインを継承することとしており、切妻屋根の壁面などに描かれている植物モチーフのレリーフや、建物の外壁を特徴づけるドーマー窓と半円形屋根のほか、アーチ天井を持つ回廊、階段の手すりに施された装飾など、温もりが感じられる色彩や細やかな装飾を復元する予定です。
これらにより、今後も地域のシンボルとしてご愛顧いただけるホテルを目指します。
阪急電鉄株式会社 HP:http://www.hankyu.co.jp/
株式会社阪急阪神ホテルズ HP:https://www.hankyu-hotel.com/index.html
リリース:http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/5054.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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