日経平均;18686.12;-230.89TOPIX;1388.66;-14.38
[寄り付き概況]
1日の日経平均は前日比230.89円安の18686.12円と大幅に続落で取引を開始した。3月31日の米国市場では、NYダウが410ドル安だった。各金融機関のエコノミストが、4−6月期の国内総生産(GDP)が30%前後のマイナス成長に落ち込むとの悲観的見通しを相次いで示したことから売りが先行。その後、3月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が悪化したものの予想を上回ったほか、米国政府が新型ウイルスに対する第4弾の支援策を検討しているとの報道が好感され、前日終値を挟んでもみ合う展開となったが、引けにかけて下げ幅を広げる展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の18645円。円相場は1ドル107円30銭台で推移している。この流れから本日の日経平均は続落スタートとなり、その後も下げ幅を拡大する展開となっている。寄り付き前に発表された3月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の業況判断指数(DI)はマイナス8だった。マイナスになるのは7年ぶりで、国内景気に対する先行き懸念も相場の重しとなっているうようだ。
業種別では、空運業、水産・農林業、鉱業、陸運業、電気・ガス業、医薬品、不動産業などを筆頭に全業種がマイナスで推移している。売買代金上位では、ANA<9202>、花王<4452>、JR東<9020>、リクルートホールディングス<6098>、村田製作所<6981>などがマイナスで推移。一方、富士フイルム<4901>、HOYA<7741>、任天堂<7974>などがプラスで推移している。
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