日経平均は3日ぶり反発、FOMC発表控え買いは続かず
米国株は高安まちまちで方向感に乏しかったが、為替が1ドル142円台まで円安ドル高が進んだことで、東京市場は買戻し優勢でスタートした。日経平均は前日高値の3
6600円水準で上昇一服となり、上げ幅を縮小。日本時間19日3時に発表されるFOMC結果に対する警戒感が先行し積極的な買いは手控えられ、前日比終値水準での小動き推移となった。
大引けの日経平均は前日比176.95円高(+0.49%)の36380.17円となった。東証プライム市場の売買高は15億3192万株。売買代金は3兆4707億円。業種別では、輸送用機器、石油・石炭製品、鉱業、ゴム製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、陸運業、空運業、医薬品、不動産業、食料品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は72.4%、対して値下がり銘柄は25.1%となっている。
日経平均採用銘柄では、NY金価格が3営業日連続で高値を更新していることで、DOWAホールディングス<5714>、住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>など資源関連株が買われたほか、円高一服を材料にマツダ<7261>、トヨタ自<7203>、日野自動車<7205>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>など自動車関連が上昇。このほか、クレディセゾン<8253>、T&Dホールディングス<8795>、りそなHD<8308>など昨日売られた金融株の一角が反発した。
一方、朝方、年初来高値を更新したIHI<7013>が反落したほか、同じ防衛関連銘柄である三菱重工<7011>も売られた。このほか、東京メトロ上場承認が近いとの思惑から、京王電鉄<9008>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>、京成電鉄<9009>、JR西日本<9021>など鉄道株が総じて下落。また、三越伊勢丹HD<3099>、ニトリHD<9843>
などが売られた。
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