33170円~33210円での推移となり、商いは閑散だった。積極的な売買は手控えられやすく、祝日明けの米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。
昨日の東証プライムの売買高は8カ月ぶりの10億株割れとなった。海外勢のフローが限られるなか、日経平均は朝高後、狭いレンジでの推移が続いていた。ただし、薄商いのなか、海運株の急落が目立った。要因としては、デンマークの海運大手APモラー・マースクが、紅海経由の航行に向けて準備を進めていると報じられたこと。コンテナ船の運賃上昇への思惑が後退するなか、売りが強まったようである。
商いが膨らみづらい需給状況のなか、報道等に大きく振らされやすいため、短期筋の売買には注意しておきたいところだろう。
ただし、川崎汽船<9107>は8.6%の下落となったが、足もとでは6営業日続伸で1800円超上昇していた。ボリンジャーバンドの+3σ水準で過熱感も警戒されていたこともあり、+1σに接近したことで過熱感は和らぎ、押し目待ち狙いの買いが入るようだと、センチメント改善につながりそうだ。
昨日の日経平均は買い一巡後はこう着感の強い相場展開だったが、25日線を上回っての推移だったこともあり、同線が支持線として意識されやすいだろう。同線が位置する33158円辺りに接近する局面においては、押し目狙いの買いが入りやすいだろう。12月は25日線を中心にボリンジャーバンドの-1σと+1σとのレンジを継続している。バンドが収れんするなかで煮詰まり感も意識されやすく、+1σ水準を試す展開に期待したいところである。
そのほか、手掛かり材料に欠けるなか、昨夕に決算を発表したインテリックス<8940>、中国塗料<4617>、エスイー<3423>、ピーシーエー<9629>などには短期的な値幅取り狙いの動きがありそうだ。
<AK>
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