手がかり難の市場で低位株物色の活発化をにらむ
時価総額:64億円
PER:23.66倍
PBR:4.05倍
不動産サービス会社で、ビル所有者に対してテナント誘致や契約にかかるアドバイスを行い、清掃や法定点検などに至るまでサポート。店舗開発受託までを含め、資産価値を向上させるためのトータルコーディネートを生業とする。特に首都圏駅前の商業地に強みを発揮し、店舗物件シェアNo.1の実績を誇る。現在はサブリースなどストック型の売上拡大に注力。
小売り業のECモデルへの傾斜が進む中、同社が提案するトータルサポートで企業の引き合いは順調に増加。ストック型のサブリース売上に加えて、今後は賃貸用不動産の販売用不動産への振替え及び新規の販売用不動産の取得も進んできたことで、販売用不動産の売却益がさらなる業績を押し上げるとみる。
5/11のザラ場中に開示された3Q決算は累計で大幅増益ながら足元の1-3月期業績を懸念してかやや売り反応となった。一方で、着実な収益改善を背景に、改めて高成長を期待する買いが流入しており、中長期的な上昇トレンドを持続。1月に高値をつけたところからの調整も一巡し、需給面の改善も株価上昇を後押しするとみられる。