「不動産関連」が11位、日銀ハト派姿勢継続で見直し人気へ<注目テーマ>
1 円高メリット
2 半導体
3 データセンター
4 人工知能
5 生成AI
6 円安メリット
7 インバウンド
8 JPX日経400
9 半導体製造装置
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「不動産関連」が11位となっている。
インバウンド効果なども反映された経済活性化を背景に地価が上昇傾向にある。これを商機につなげる形で不動産セクターの関連銘柄は足もと好調な業績を続けているものが多い。ただ、インフレ環境が意識され長期金利の上昇基調が鮮明となると、調達コストや有利子負債負担の増加が業績にマイナスの影響を及ぼす。
日銀がマイナス金利解除後も追加利上げの動きをみせるとすれば、それは買い手控え要因となることは否めない。しかし、日銀は4月下旬の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決め、国債買い入れもこれまで通り月間6兆円規模で継続することを表明した。植田和男日銀総裁の記者会見でもタカ派的な姿勢はほとんど見られなかったことで、外国為替市場では極端な円安に振れたが、不動産関連株にとっては追い風局面が続くとの見方でポジティブ材料となっている。
関連銘柄としては総合不動産デベロッパー最大手に位置する三井不動産<8801.T>や、東京・丸の内の賃貸を収益基盤とし“丸の内の大家さん”の異名を持つ三菱地所<8802.T>、両社と並ぶ旧財閥系の総合不動産大手で東京のオフィス保有数ではトップの住友不動産<8830.T>などが代表格。このほか、オフィスビル賃貸とマンション分譲を主力とする東京建物<8804.T>や、証券取引所の賃貸管理会社として有名で日本橋周辺(兜町)及び茅場町再開発で注目される平和不動産<8803.T>などが挙げられる。
また、中小型株ではトーセイ<8923.T>、カチタス<8919.T>、ロードスターキャピタル<3482.T>、フジ住宅<8860.T>、明和地所<8869.T>、ゴールドクレスト<8871.T>、コスモスイニシア<8844.T>などもマークしておきたい。
出所:MINKABU PRESS
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