―決算で売られた銘柄! 下落率ランキング―
企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。
以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の1月27日から30日の決算発表を経て31日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。
▲No.1 Vコマース <2491>
22年12月期の連結経常利益は前の期比4.7%増の83.1億円に伸びたが、23年12月期は前期比15.9%減の70億円に減る見通しとなった。
▲No.2 ストライク <6196>
23年9月期第1四半期(10-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比37.4%減の5.6億円に落ち込み、10-3月期(上期)計画の22.8億円に対する進捗率は24.6%にとどまり、さらに前年同期の44.8%も下回った。
▲No.3 大東建 <1878>
23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比15.5%減の782億円に減り、通期計画の1040億円に対する進捗率は5年平均の83.6%を下回る75.3%にとどまった。
■決算マイナス・インパクト銘柄
コード 銘柄名 市場 下落率 発表日 決算期 経常変化率
<2491> Vコマース 東P -14.98 1/30 本決算 -15.86
<6196> ストライク 東P -9.88 1/30 1Q -37.36
<1878> 大東建 東P -8.68 1/30 3Q -15.46
<8698> マネックスG 東P -6.03 1/30 3Q -87.25
<4204> 積水化 東P -5.25 1/30 3Q 16.92
<3635> コーテクHD 東P -4.87 1/30 3Q -56.45
<8140> リョーサン 東P -4.50 1/30 3Q 54.55
<9629> PCA 東P -4.06 1/30 3Q -47.21
<1973> NESIC 東P -3.11 1/30 3Q -10.47
<4307> 野村総研 東P -2.76 1/30 3Q 1.99
<3275> ハウスコム 東P -2.71 1/30 3Q 赤縮
<4549> 栄研化 東P -2.44 1/30 3Q 5.45
<8609> 岡三 東P -2.34 1/30 3Q 赤転
<7751> キヤノン 東P -2.27 1/30 本決算 10.66
<8614> 東洋証券 東P -2.15 1/30 3Q 赤転
<2002> 日清粉G 東P -1.98 1/30 3Q -7.98
<2760> 東エレデバ 東P -1.96 1/30 3Q 99.37
<6754> アンリツ 東P -1.58 1/30 3Q -20.92
<5352> 黒崎播磨 東P -1.52 1/30 3Q 20.11
<8316> 三井住友FG 東P -1.31 1/30 3Q 19.05
<8624> いちよし 東P -1.27 1/30 3Q -65.90
<9739> NSW 東P -1.26 1/30 3Q 0.09
<1946> トーエネク 東P -1.14 1/30 3Q -34.05
<8622> 水戸 東P -0.98 1/30 3Q -89.91
<7823> アトネイチャ 東P -0.92 1/30 3Q 18.79
<2594> キーコーヒー 東P -0.48 1/30 3Q -28.77
<5334> 特殊陶 東P -0.39 1/30 3Q 44.94
<4507> 塩野義 東P -0.32 1/30 3Q 165.81
<5471> 大同特鋼 東P -0.32 1/30 3Q 25.41
<9697> カプコン 東P -0.24 1/30 3Q -7.15
※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした31日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「%」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。
株探ニュース
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