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2024/12/14 - 日本取引所(8697) の関連ニュース。■今週の相場ポイント 1.日経平均は2週続伸、一時4万円大台に乗せる 2.前週末の雇用統計は想定内、米利下げ期待維持 3.中国が金融緩和の方針表明、中国関連株に買い 4.米ハイテク株高続く、ナスダックは初の2万台へ 5.日米の金融政策会合が来週開催、買い手控え感も■週間 市場概況 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比379円(1.0%)高の3万9470円と、2週連続で上昇した。

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今週の【早わかり株式市況】続伸、米ハイテク株高に追随し一時4万円台乗せ

配信元:株探
投稿:2024/12/14 06:40

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は2週続伸、一時4万円大台に乗せる
 2.前週末の雇用統計は想定内、米利下げ期待維持
 3.中国が金融緩和の方針表明、中国関連株に買い
 4.米ハイテク株高続く、ナスダックは初の2万台へ
 5.日米の金融政策会合が来週開催、買い手控え感も

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比379円(1.0%)高の3万9470円と、2週連続で上昇した。

 今週は底堅い地合いだった。売りに押される場面がありながらも下値では買いが入り、週前半の日経平均は3万9000円台前半で推移。その後、木曜に大幅高で一気に4万円台まで水準を切り上げた。ただ、来週の日米の金融政策決定会合を控え、上値を追う展開は続かなかった。

 9日(月)の東京株式市場は小幅に上昇。前週末に発表された11月の米雇用統計は雇用者数の伸びが事前予想を上回ったが、想定の範囲内と受け止められ今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待は維持された。同日の米国株市場ではハイテク株中心に買いが入り、ナスダック総合株価指数が最高値を更新。この流れを引き継ぎ、週明けの東京市場も買い優勢の展開となった。10日(火)も上昇。外国為替市場でドル高・円安方向に振れたことでリスクを取る動きが広がった。中国共産党が前日開催した中央政治局会議で、来年の経済政策について積極財政と金融緩和を行う方針を表明。これを手掛かりに中国関連株への買いが目立った。11日(水)は小幅にプラス圏で着地。この日夜に予定されていた11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え様子見姿勢が強まり、積極的な買いは見送られた。12日(木)は大幅高。日経平均は一時4万円大台を回復した。前日の米株市場でナスダック指数が大きく上昇し、初の2万台に乗せた。米ハイテク株高の流れを追い風に、東京市場も半導体関連株を中心に値上がりし全体を押し上げた。13日(金)は反落。前日までの上昇の反動で利益確定売りが膨らんだ。週末要因に加え、来週に開催される日米の金融政策会合を前に手控え感が広がり、上値追い継続とはならなかった。

■来週のポイント
 来週は17~18日に開催される米FOMCが最大の焦点となる。更に18~19日に日銀政策決定会合が控えており、両会合を通過するまでは様子見となりそうだ。日経平均は引き続きボックス圏の推移が予想されるが、サプライズには注意したい。

 重要イベントとしては、国内では前述の日銀政策決定会合のほか、16日朝に発表される10月機械受注、20日朝に発表される11月全国消費者物価指数が注目される。海外では米FOMCのほか、16日に発表される中国11月の鉱工業生産指数と小売売上高、中国1-11月固定資産投資、17日に発表される米国11月小売売上高、18日に発表される米国11月住宅着工件数、19日に発表される米国10月コンファレンス・ボード景気先行指数、20日に発表される中国12月中国最優遇貸出金利、米国11月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。

■日々の動き(12月9日~12月13日)

【↑】  12月 9日(月)―― 反発、米ハイテク株高好感も上値は重い
 日経平均 39160.50(  +69.33)  売買高17億9792万株 売買代金 3兆8560億円

【↑】  12月10日(火)―― 続伸、朝高後軟化も円安が追い風で買い戻し
 日経平均 39367.58( +207.08)  売買高17億0206万株 売買代金 3兆9325億円

【↑】  12月11日(水)―― 3日続伸、米CPIの結果待ちで様子見姿勢
 日経平均 39372.23( +4.65)  売買高17億0703万株 売買代金 3兆8412億円

【↑】  12月12日(木)―― 4日続伸、半導体関連株が買われ一時4万円台を回復
 日経平均 39849.14( +476.91)  売買高19億3245万株 売買代金 4兆4089億円

【↓】  12月13日(金)―― 5日ぶり反落、米株安を受け利益確定売りが優勢
 日経平均 39470.44( -378.70)  売買高19億9363万株 売買代金 4兆4220億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、21業種が値上がり
 (2)上昇率トップは郵船 <9101> など海運
 (3)輸出株はスズキ <7269> 自動車、ソニーG <6758> など電機が高いがSMC <6273> など機械は値下がり
 (4)内需株は楽天グループ <4755> などサービス、東宝 <9602> など情報・通信が買われ、京成 <9009> など陸運、霞ヶ関C <3498> など不動産が売られた
 (5)金融株は三菱UFJ <8306> など銀行が堅調だが日本取引所 <8697> などその他金融、第一生命HD <8750> など保険は安い
 (6)下落率トップは第一三共 <4568> など医薬品

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(5) 仮想通貨
 2(3) 半導体
 3(6) 人工知能
 4(8) 防衛
 5(7) データセンター
 ※カッコは前週の順位

株探ニュース
配信元: 株探

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