■株式見通し:再生エネルギー関連やマザーズ銘柄に個人主体の資金集中か
■丸三証、3Q業績予想 営業利益23.0億円、増収増益へ
■前場の注目材料:レオパレス21、ベトナム事業売却
■再生エネルギー関連やマザーズ銘柄に個人主体の資金集中か
19日の日本株市場は引き続き、こう着感の強い相場展開が続きそうであるが、下値の堅さが意識されよう。18日の米国市場はキング牧師誕生記念日のため休場。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の28320円だった。日経225先物のナイトセッションは寄り付き直後に28140円まで下げる場面がみられたが、その後はじりじりと切り返しを見せており、28320円で取引を終えている。先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢のスタートになりそうである。
ただし、20日の米大統領の就任式が通過するまでは大きなトレンドは出難いと考えられ次第にこう着感が強まりそうである。商いは引き続き低水準とみられ、指値状況の薄い中を先物主導による仕掛け的な売買に振らされやすい状況であろう。とはいえ、28000円での底堅さが意識されるほか、米大統領の就任式が通過した後の米国市場の動向を見極めたいところであり、売り方にとっても積極的には仕掛けづらいところと考えられる。そのため、28000円に接近する局面においては押し目狙いのスタンスとなろう。
インデックス売買が指数を左右させることになるが、昨日の売買をみると指数の重石となったファーストリテ<9983>、東エレク<8035>は、寄り付き直後は日中安値となっており、その後は下げ渋りをみせていた。指数インパクトの大きい値がさ株の底堅さも意識されていることもあり、こう着ながらもセンチメントは悪化しないだろう。
物色は個人主体のテーマ株などへの売買が活発化しやすいとみられる。バイデン次期米大統領は、政権発足初日に「パリ協定」への復帰やイスラム諸国からの入国規制の撤廃を大統領の権限で行うための文書に署名するなど、就任から10日間で新たな政策を実行に移す方針が伝えられている。脱炭素を中核とした再生エネルギー関連への支援材料になるだろう。その他、マザーズ指数は逆行高となり、上値抵抗として意識されている75日線を再び超えてきており、この抵抗線を明確に上放れてくるようだと、時価総額上位のマザーズ銘柄へのリバウンドが本格化してくる展開も期待されよう。
■丸三証、3Q業績予想 営業利益23.0億円、増収増益へ
丸三証<8613>は第3四半期業績予想を発表。営業収益は138.81億円、営業利益は23億円を見込んでいる。株式委託手数料が前年同期比23.7%の増収、投資信託の募集手数料が前年同期比12.5%の増収となった。前年同期比で増収増益となる。
■前場の注目材料
・大阪夜間取引の日経225先物は上昇(28320、大阪日中比+130)
・日銀のETF購入
・海外コロナ向けワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・レオパレス21<8848>ベトナム事業売却
・トヨタ<7203>マレーシア工場再開
・ダイフク<6383>中国で保守人員拡充、マテハン機器安全啓発
・川崎重<7012>岐阜皮切りにDX、ヘリ生産、作業指示書を電子化
・日本精工<6471>軸受監視を4月開始、ファナック基盤と連携
・日揮HD<1963>廃プラガス化プラント事業化調査、韓国で受注
・IHI<7013>商談にデジタル技術、3Dで屋内換気再現
・三菱電機<6503>東工大と開発、電力取引を最適化
・NEC<6701>デジタルID一体化、生体認証と決済連携
・第一三共<4568>米で胃がん薬承認、乳がんに続き2例目
・住友化学<4005>「脱炭素」戦略で新組織、新中計へ具体策検討
・三菱ケミHD<4188>スポーツ関連を子会社に統合、ゴルフシャフト事業強化
・日本触媒<4114>日本触媒など、蓄熱デバイスを共同研究、NEDO事業
☆前場のイベントスケジュール
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・特になし
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・特になし <ST>
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