日経平均株価
始値 23427.90
高値 23463.89(10:04)
安値 23317.32(09:03)
大引け 23343.51(前日比 -483.67 、 -2.03% )
売買高 11億8046万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1772億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反落、一時500円超の下げで2万3000円台前半で着地
2.新型肺炎の感染拡大による世界経済への影響を嫌気、全面安に近い商状
3.前週末の米株安に加え、為替のドル安・円高など主力株に逆風材料多い
4.個別では新型肺炎関連に位置付けられる銘柄に物色人気が集中する展開
5.全体の9割の銘柄が下げるなか、売買代金は久しぶりに2兆円台を確保
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは170ドル安と4日続落した。米国で2人目の新型コロナウイルスの感染者が確認されたことからリスク回避の売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、リスク回避ムードの強い展開で主力株中心に幅広く売り込まれた。先物主導の下げで日経平均株価は500円を超える下げとなる場面もあった。
27日の東京市場は、主力株を中心に大幅に売り込まれる展開となり、東証1部全体の9割の銘柄が値を下げる全面安商状となった。前週末の米国株市場でNYダウが4日続落、ナスダック総合指数も安く、折からのドル安・円高も加わってリスク回避の売りを浴びた。中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が世界景気に悪影響をもたらすとの思惑から、先物主導で売り崩される格好に。春節休暇に伴い中国・上海株や香港株をはじめアジア株市場が総じて休場だったことで、日本株にヘッジ売りが集中する形で、日経平均は寄り後早々に500円強の下げをみせた。その後は押し目買いに下げ渋る場面もあったが、後場後半に売り直され、きょうの安値圏に近い水準で着地している。ほぼ全面安商状ながら、個別では新型肺炎関連に物色人気が集中したほか、不動産株の一角にも買いが入った。東証1部の売買代金は久しぶりに2兆円台を上回った。
個別では、売買代金トップのファーストリテイリング<9983>が3500円超の急落、任天堂<7974>も下げた。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連も大きく値を下げた。ソフトバンクグループ<9984>、トヨタ自動車<7203>などが軟調、オリエンタルランド<4661>、資生堂<4911>も売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも安い。ネットワンシステムズ<7518>、ピー・シー・エー<9629>はストップ安。ツガミ<6101>、ダブル・スコープ<6619>なども大幅安。
半面、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>がいずれも買い優勢となり目を引く。また、ニイタカ<4465>、日本エアーテック<6291>、シキボウ<3109>、富士製薬工業<4554>、大幸薬品<4574>などが急騰、新型肺炎関連へのマネーゲーム的な買いが勢いを増している。ジャフコ<8595>、イワキ<8095>なども物色された。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は菱地所 <8802> 、住友不 <8830> 、三井不 <8801> 、スズキ <7269> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約11円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、ファナック <6954> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約229円。うち126円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は不動産業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)食料品、(2)電気・ガス業、(3)精密機器、(4)証券商品先物、(5)その他金融業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)空運業、(2)金属製品、(3)非鉄金属、(4)機械、(5)その他製品。
■個別材料株
△出前館 <2484> [JQ]
新型肺炎の影響で出前利用拡大の思惑働く。
△カゴメ <2811>
19年12月期営業利益の上振れと自社株買い発表を好感。
△細火工 <4274> [JQ]
「イラクの米大使館にロケット弾着弾」との報道で地政学的リスク高まる。
△栄研化 <4549>
仏の大腸がん国家スクリーニング検査に継続採用。
△リプロセル <4978> [JQG]
「iPS細胞を受託製造」との報道。
△日本興業 <5279> [JQ]
今期経常を29%上方修正。
△HIOKI <6866>
20年12月期営業益予想は17%増。
△図研 <6947>
株主優待制度を新設。
△カーメイト <7297> [JQ]
関東甲信で大雪の可能性があり思惑向かう。
△ヒガシ21 <9029> [東証2]
今期の経常最高益予想を16%上乗せ、配当も3円増額。
▼トランザス <6696> [東証M]
20年1月期業績予想を下方修正。
▼ネットワン <7518>
「東芝系などの架空取引で主導役」との報道。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ニイタカ <4465> 、(2)エアーテック <6291> 、(3)日精化 <4362> 、(4)シキボウ <3109> 、(5)富士製薬 <4554> 、(6)大幸薬品 <4574> 、(7)富士紡HD <3104> 、(8)アイビーシー <3920> 、(9)ホギメデ <3593> 、(10)タカキタ <6325> 。
値下がり率上位10傑は(1)ネットワン <7518> 、(2)PCA <9629> 、(3)アルヒ <7198> 、(4)ツガミ <6101> 、(5)エンプラス <6961> 、(6)WSCOPE <6619> 、(7)大平金 <5541> 、(8)OLC <4661> 、(9)阿波製紙 <3896> 、(10)アクセル <6730> 。
【大引け】
日経平均は前日比483.67円(2.03%)安の2万3343.51円。TOPIXは前日比27.87(1.61%)安の1702.57。出来高は概算で11億8046万株。東証1部の値上がり銘柄数は166、値下がり銘柄数は1961となった。日経ジャスダック平均は3877.45円(47.58円安)。
[2020年1月27日]
株探ニュース
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