<4092> 日本化 2497 +133大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表している。営業利益は従来予想の16億円から21億円、前期比62.5%増に引き上げ。販売数量減少で売上高は下振れも、価格改定や新商品の出荷増、原材料のサプライチェーンや調達価格の見直しなどが奏効したもよう。加えて、投資有価証券の売却益6.5億円を計上することで、純利益は10億円から15億円にまで上方修正している。
<7085> カーブスHD 826 +30大幅反発。前日に上半期決算を発表、営業利益は28.1億円で前年同期比38.2%増となり、通期計画49-51億円のレンジに対しても順調な進捗となった。会員向け物販における新商品の販売が想定以上に好調となっている。下半期には広告宣伝費を積み増す予定としている。3月11日に業績を上方修正しており、好決算へのサプライズは限定的だが、株価の過熱感も乏しいことで素直にポジティブな反応となった。
<6532> ベイカレント 3001 +59.5大幅反発。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価は3550円を継続しているようだ。株価はITサービスセクター平均に対してディスカウントとなっているなど売られ過ぎと判断、25年2月期会社予想の公表によって、全ての悪材料が株価に織り込まれると判断しているもよう。ファイザーとの契約終了に関しても、株価には織り込み済みであるとしている。
<2753> あみやき 6900 +830急伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に、フェアバリューも4600円から7800円に引き上げた。「感動の肉と米」業態が利益成長ステージに入ってとみて、26年3月期以降の業績見通しを引き上げたことが主な要因。「感動の肉と米」は原価率が高いとみられるものの、食券機の導入やセルフサービス導入で人件費の抑制に成功していると判断。25年3月期営業利益は23億円予想から28億円に引き上げ。
<3778> さくら 5570 +705急伸。米マイクロソフトが日本でデータセンターを拡充すると伝わっている。2年間で約4400億円を投じるもようで、日本への投資額としては過去最大となるようだ。AI開発や運用に適した大量の演算処理ができる最先端の半導体などを組み込む計画。
データセンターの市場拡大があらためて認識される形ともなり、同社やさくらKCSなどの関連銘柄にとっては刺激材料とされているようだ。
<2726> パルHD 2084 -298急落。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は186億円で前期比17.6%増となり、従来予想の190億円に近い水準での着地になったが、12-2月期は30.6億円で前年同期比2ケタの減益に転じている。25年2月期は201億円で前期比8.1%増の見通しだが、上半期は2ケタ減の予想で、足元の収益鈍化を警戒視する動きに。極端な円安の進行が収益回復を遅らせるとみているもよう。
<8570> イオンFS 1318.5 -122大幅反落。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は501億円で前期比14.9%減となり、従来予想の610億円を大きく下振れ。第3四半期までの状況から想定されていた通り、債権流動化益などを計上したものの、下振れとなる形に。25年2月期は550億円で同9.8%増の見通しとしているが、コンセンサスは100億円程度下振れているほか、配当計画も据え置きとなっており、ポジティブな材料が乏しい印象。
<8905> イオンモール 1740 -99.5大幅反落。前日に24年2月期の決算を発表、。営業利益は464億円で前期比5.5%増となり、従来予想の585億円を大幅に下振れ。市場予想も50億円程度下振れている。25年2月期は550億円で同18.5%増の見通しとしているが、市場コンセンサスは600億円程度の水準であった。加えて、中期計画目標数値も変更、26年2月期営業利益は従来の850億円から690億円にまで引き下げている。
<6469> 放電精密 1620 +300ストップ高比例配分。前日に24年2月期の決算を発表、営業損益は2.3億円の黒字で、前期3.1億円の赤字から黒字転換。従来予想の1.2億円も上振れている。また、25年2月期は3.7億円で前期比60.0%増と大幅増益見通しに。想定以上の収益モメンタムの強さにポジティブなインパクト。また、中期計画も発表しており、27年2月期営業利益は9億円を計画している。
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