アクシアル、今期経常を5％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額

　アクシアル　リテイリング <8255> が2月2日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比48.5％増の111億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の110億円→115億円(前期は97億円)に4.5％上方修正し、増益率が13.3％増→18.5％増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の35.3億円→40.3億円(前年同期は50.1億円)に14.2％増額し、減益率が29.5％減→19.6％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の77円→80円(前期は72円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比31.1％増の37億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.4％→5.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期（累計）の連結業績実績を踏まえ、通期の業績見通しについて検討した結果、修正を行うものであります。　なお、第４四半期の見通しにつきましては、前期の連結業績を参考に、通常予測可能な事項を盛り込んだ形で算出しております。　各利益項目の通期見込みに対する第３四半期（累計）実績の進捗率が高めになっておりますが、これは、第４四半期会計期間においては、出店地域の特性および災害級となった降雪による冬季の除雪対応や修繕費用の発生、前年同期の新型コロナウイルス感染症感染拡大初期における売上急伸の反動を想定しているためであります。　新型コロナウイルス感染症の感染拡大は類稀な事態であり、予測不能な要素が多々あると考えております。今後、大幅な変動が見込まれる場合には、改めて通期連結業績予想の修正を公表する可能性があります。

　2021年２月２日公表の「2021年３月期　通期業績予想値の修正に関するお知らせ」に記載のとおり、通期連結業績予想について、当初の見込みを上方修正いたしました。これに基づき、期末の配当予想について検討した結果、修正を行うものであります。