大引けの日経平均は前日比354.81円安の22977.13円となった。終値で23000円を割り込むのは8月28日以来。東証1部の売買高は13億1380万株、売買代金は2兆6377億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、パルプ・紙、精密機器、証券、その他金融業、医薬品が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は11%となった。
個別では、武田薬<4502>やOLC<4661>が決算を受けて大きく下落し、東エレク<8035>も決算評価こそ高かったものの、材料出尽くし感から売りに押された。日本電産<6594>のように高値圏にあった銘柄は利益確定の売りが出て、やはり下げが目立った。その他、売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>などが軟調で、決算発表銘柄では京セラ<6971>が急落。また、eBASE<
3835>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、アドバンテス<6857>やファナック<6954>、パナソニック<6752>は決算が好感されて逆行高。特にアドバンテスは9%を超える大幅な上昇となった。島忠<8184>はニトリHD<9843>が対抗TOB(株式公開買付け)を発表したことで、TOB価格前後まで急伸。また、米子会社がナスダックに新規上場したサンケン電<6707>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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