会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の7300万円の黒字→4400万円の赤字(前年同期は5200万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
売上高は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、消費行動の回復が見られた一方で、中国上海のロックダウンによるサプライチェーンの混乱により、特にマテリアル海外事業において大幅な減収となりました。一方、国内では行動制限緩和に伴う外出需要の増加もあり、ファッション関連の消費が底堅く推移いたしましたが、中国市場における影響をカバーするには至りませんでした。 また、きもの市場の活性化を図るため、2月度に東京、大阪にて、きもの・宝飾等の大型催事『Beauty of Japan2023』を開催いたしましたが、売上計上基準(※1)により4月以降の売上計上となる百貨店への販売は順調に推移するも、期中の売上計上となる専門店等への販売が計画を大きく下回る結果となりました。 営業利益においては、資源価格の高騰による原料などの値上げや仕入価格の上昇に加え、円安による輸入商品の高騰、中国市場の売上高の減少影響を受け売上総利益が計画より大幅に減少しております。 経費面では、前期、寝装事業及びベビー・キッズ事業から撤退したことによる経費削減はあったものの、今期の成長戦略である『モノ作りを推進するとともに直販事業を構築』を推進するためEC事業への強化・新規ブランドの立上げへの新たな人材投資を行っております。また、2月度に東京、大阪にて開催した、きもの・宝飾等の大型催事『Beauty of Japan2023』に係る費用計上は期中に行う一方で、百貨店への販売は4月以降の売上計上と費用先行となるため、営業損失を計上する見通しとなりました。 経常利益においては、貸付による受取利息収入を計上いたしますが、営業損失の影響を受け経常損失となる見込みです。 当期純利益については、営業損失及び経常損失の影響を受け、当期純損失を計上する見込みとなりました。※1.当社の採用する売上計上基準では、百貨店売上は百貨店が顧客に販売し、百貨店において仕入計上を行った時点で、当社も百貨店へ売上を計上しております。一方、専門店売上は専門店への出荷時点で売上を計上しております。(注)上記予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。
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