<株式トピックス>=岩谷産が東証1部の売買代金2位に浮上
なかで注目を集めたのは、燃料自動車向けの水素ステーション関連という相場テーマに乗った材料株の岩谷産業<8088.T>が、ソフトバンク<9984.T>に次いで東証1部の売買代金2位にランクインしたこと。同社の株価は、6月25日終値の633円を起点に上昇波動に突入。それ以降売買代金を膨らませながら株価は上昇を続け、16日には一時840円まで買い進まれる場面もあり、起点と比較すると32%の上昇となっている。
同社は14日、兵庫県尼崎市に燃料電池車向けの商用水素ステーションを開設したと発表し、民間企業として初の水素ステーションへの注目が高まっている。堺市の工場から輸送した液化水素を供給するとしており、1台あたり約3分間で燃料を充填できる。また、15年度までに東京、名古屋、大阪、福岡の4大都市圏を中心に、20カ所の商用水素ステーションを自社で設置すると発表し、順次建設を進めているが、その第1号としても関心が高い。
同社の場合、依然として東証信用倍率が4.03倍と買い残が多いことから、今後株価が上昇してくためには、信用取り組みの改善が条件の一つとなりそうだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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