シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢の相場展開が見込まれる。日経225先物はナイトセッションで一時28360円まで売られ、支持線として意識されていた節目の
28500円を下回って終えており、センチメントを冷ますことになりそうだ。とはいえ、ファースト・リパブリック・バンクについては24日の時間外取引で急落していたことから、東京市場においては織り込まれていると考えられる。
一方で、25日の取引終了後に決算を発表したマイクロソフトとアルファベットはいずれも決算内容が好材料視され、時間外取引で買われている。そのため、売り一巡後は押し目待ち狙いの買いは入りやすく、次第に底堅さが意識されてくる可能性はありそうだ。ただし、本日はファナック<6954>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の決算発表を控えているため、積極的な売買は手控えられやすいところだ。決算を手掛かりとした個別での短期的な日替わり物色に向かわせよう。
なお、昨夕に決算を発表したところでは、ブティックス<9272>、洋糖<2107>、東ラヂエタ<7235>、明星工業<1976>、遠藤照明<6932>、細谷火工<4274>、FPG<7148>、コロナ<5909>、東邦瓦斯<9533>、ムサシ<7521>、木徳神糧<2700>、東映アニメ<4816>、RKB毎日HD<9407>、カナデン<8081>、オービック<4684>などが注目されよう。また、昨日は全株一致で売買が成立したアースインフィニティ<7692>に短期資金が集中していた。結局は安値圏で取引を終えたものの、200日線までの調整を経て、引き続き資金が向かいやすいだろう。そのほか、ispace<9348>は、月面着陸船との通信が途絶えていると報じられるなか、通信の確立が待たれるところだ。
<AK>
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