<動意株・3日>(前引け)=内田洋、ウチダエスコ、インスペック、シノケンG
インスペック<6656.T>=ストップ高。午前9時30分ごろ、新たな事業としてロールtoロール型シームレスレーザー直描露光機の開発・製造・販売に取り組むと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社では、自動車業界で長尺のFPC(フレキシブル基板)をシームレスに露光が可能な露光機へのニーズが高まっていることを受けて、検査装置事業で培ってきたロールtoロール方式の精密搬送システムと、プリント基板用の直描露光機を製造販売してスイス子会社の技術をベースとして、長尺FPCをシームレスに連続露光可能なロールtoロール型シームレスレーザー直描露光機(R-LDI)の開発を推進。今回、基本機能の開発が完了したことで新事業として取り組みを決めたという。20年2月から受注を開始し、来期以降に出荷を開始する予定で、成長牽引役となるよう注力するとしている。なお、20年4月期業績への影響は軽微としている。
シノケングループ<8909.T>=大幅反発し年初来高値更新。2日の取引終了後、19年12月期の連結業績予想について、売上高を900億円から950億円(前期比14.7%減)へ、営業利益を86億円から100億円(同15.6%減)へ、純利益を56億円から61億円(同17.7%減)へ上方修正したことが好感されている。不動産セールス事業の引き渡しやゼネコン事業が想定に比べて好調に推移していることに加えて、不動産サービス事業、エネルギー事業、ライフケア事業の各事業も順調に推移していることが要因としている。
また、業績予想の修正に伴い、従来15円を予定していた期末配当を8円増額して23円に修正するとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。特別配当3円に加えて、20年6月に創業30周年を迎えることから5円の記念配当を実施するという。中間配当を合わせた年間配当は38円(従来予想30円)となり、前期実績に対して実質増配になる予定だ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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