大引けの日経平均は前日比0.83円高の26094.50円となった。東証プライム市場の売買高は8億8180万株、売買代金は2兆1400億円だった。セクターでは海運、銀行、小売が上昇率上位になった一方、鉱業、石油・石炭、食料品が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の49%、対して値下がり銘柄は46%だった。
個別では、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運、日産自<7201>、マツダ<7261>、三菱自<7211>の輸送用機器が堅調。米アップルのスマートフォン「iPhone」の上位モデル「Pro」シリーズの生産が回復してきているとの報道を受け、TDK<6762>、イビデン<4062>など電子部品の一角がしっかり。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>など金融も買い優勢。資生堂<4911>、マツキヨココカラ<3088>など内需系の一角も高い。通期計画の上方修正と増配を発表したアダストリア<2685>は急伸し、Uアローズ<7606>は連れて大幅高。共立メンテ<9616>は月次動向が、イーギャランティ<8771>は記念配当の実施が好感された。
一方、米ナスダック高を好感しきれずレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>のほか、リクルートHD<6098>、サイボウズ<4776>などハイテク・グロース株が全般冴えない。INPEX<1605>、コスモエネHD<5021>、住友商事<8053>、大阪チタ
<5726>など資源関連も軟調。メドレー<4480>、ギフティ<4449>、チェンジ<3962>など中小型グロース株が東証プライム市場の値下がり率上位に並んだ。DTS<9682>は国内証券のレーティング格下げが嫌気されて大幅に下落した。
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