さらに、オランダの半導体製造装置ASMLホールディングが決算を発表し、市場予想を上回る良好な内容だったことから半導体関連株への買い気がさらに強まり、日経平均は一時53507.18円まで値を上げる場面があった。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1400に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、鉱業、情報通信など5業種が上昇。一方、化学、輸送用機器、医薬品、その他製品など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク、アドバンテスト、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>が堅調だった半面、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、日東電工<6988>が軟調だった。
トランプ米大統領のドル安容認発言などを受けて、円高ピッチが速まったため日経平均の下げ幅は一時500円を超えた。また、市場予想を下回る決算と株式の売り出しを発表した信越化が11%超の急落となったことも投資家心理を冷ます要因になったとみられる。一方、前日の米国市場では、大手IT企業の決算発表を前にテック株が買われ、ナスダック総合指数やSOX指数が上昇したため、東京市場でも半導体関連株が堅調に推移するものが目立った。
アドバンテストは取引終了後に発表した3Q決算は予想を上回ったほか、26年3月期の業績予想を上方修正した。さらに発行済みの4.46%に当たる自社株3414万株を2月6日に消却すると発表。連日で最高値を更新しているが、あすも強い値動きが期待されるため、半導体株への支援材料になりそうだ。また、米国では28日、マイクロソフトやメタ・プラットフォームズ、IBMの決算が予定されている。為替動向も気がかりだが、日米ハイテク企業の決算内容も確認したいところだ。
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