日経225先物は11時30分時点、前日比50円高の3万4310円(+0.14%)前後で推移。寄り付きは3万4080円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万4155円)を割り込む形で、売りが先行して始まった。ただし、直後につけた3万4070円を安値に切り返すと、現物の寄り付き直後に3万4370円まで買われる場面もみられた。買い一巡後に再び3万4130円まで売られたが、終盤にかけては3万4300円を挟んでの推移を継続。
日経225先物はトランプ米大統領の発言をきっかけとした米国市場の下落の影響から売りが先行して始まったものの、売り一巡後は3月26日の高値から4月7日の安値までの下落幅の半値戻し(3万4310円)水準を挟んでの推移をみせている。グローベックスのNYダウ先物は160ドル、ナスダック100先物は100ポイントほど上昇して推移しており、ショートを仕掛けづらくさせている。上値追いは慎重ながら、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせそうだ。
NT倍率は先物中心限月で13.54倍に低下。前日比変わらずで始まり、一時13.52倍まで下げる場面もみられた。東証プライム市場の6割超の銘柄が上昇しており、相対的にTOPIX型が優位になっている。ただし、東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]の下落の影響は限定的であり、リバランスを想定したNTロングも意識されよう。
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