「半導体」が4位、エヌビディア決算発表で天下分け目<注目テーマ>
1 円高メリット
2 バイオテクノロジー関連
3 ディフェンシブ
4 半導体
5 好配当
6 デジタルトランスフォーメーション
7 防災
8 人工知能
9 防衛
10 円安メリット
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」がランキング4位となっている。
東京株式市場では半導体関連株の戻りが一様に鈍くなっている。今月初旬の全体相場急落から立ち直り、軒並み大きくリバウンドに転じたことで、日経平均株価の戻り相場を主導したが、足もとでは戻り売り圧力に押され気味だ。東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>などをはじめレーザーテック<6920.T>、ディスコ<6146.T>、SCREENホールディングス<7735.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>、ソシオネクスト<6526.T>といった主力どころの上値が総じて重いのは、今週28日(米国時間)に米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の5~7月期の決算発表が予定されているためだ。
米国株市場でもここ半導体関連株の値動きが重くなっており、インテル<INTC>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>、マイクロン・テクノロジー<MU>などが前日は軒並み軟調な展開だった。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も日々上げ下げを繰り返しているが、前日は下値を試す動きとなった。
注目される当のエヌビディアは、直近は戻り高値圏で売り物をこなしもみ合っているが、5~7月期決算の変貌期待については事前に織り込みが進んでおり、決算発表後に目先出尽くし売りを浴びる可能性も警戒されている。特に次世代半導体チップである「ブラックウェル」の出荷が遅れていることで、先行き業績が鈍化することへの思惑が弱気筋の根拠となっているもようだ。いずれにしてもエヌビディアの決算発表後に、同社株が買われるか売られるかによって半導体セクターの中期波動をも左右する可能性があるだけに、マーケットには緊張感が漂っている。
出所:MINKABU PRESS
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