東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が900を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、保険、サービス、精密機器、証券商品先物など26業種が上昇。一方、機械、不動産、卸売など7業種は下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、レーザーテック<6920>、ダイキン<6367>、NTTデータG<9613>、三菱重<7011>が軟化した。
短期的な過熱感が意識されるなか、半導体関連などに利食い売りが先行し、日経平均は一時150円近く下落した。本日もETF決算に絡んだ分配金捻出のための売り需要が見込まれるなか、東証プライムの値下がり数が6割近くを占めており、TOPIX型への売りが意識されていた。ただし、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価を支えた。後場は売り需要に絡んだ動きからこう着感が強まるとみていたが、東エレクが後場に入り強含みの展開になるなど、日経平均型の買いによって、上へのバイアスが強まった。
日経平均は連日で史上最高値を更新している。ETF決算に絡んだ売り需要が警戒されていたが、TOPIXの相対的な弱さは目立ったものの、日経平均を押し下げる動きにはならなかった。反対に連日の高値更新によって買い遅れているファンドによる資金流入が加速しているほか、週末のオプションSQを控えていることもあり、ヘッジ対応の動きも活発化しているようだ。なお、本日は米国でパウエルFRB議長の議会証言が予定されているが、前日と発言内容に大きな変化はないと考えられる。
<CS>
この銘柄の最新ニュース
東エレクのニュース一覧- 信用残ランキング【買い残増加】 NTT、楽天グループ、三菱重 2024/10/13
- 信用残ランキング【売り残減少】 日産自、三菱自、北海電 2024/10/13
- 来週の相場で注目すべき3つのポイント:衆議院議員選挙公示、米小売売上高、欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 2024/10/12
- 国内株式市場見通し:薄商いだが堅調推移、米企業決算次第では4万円台回復も視野に 2024/10/12
- ADR日本株ランキング~日本郵政など全般買い優勢、シカゴは大阪比245円高の39855円~(訂正) 2024/10/12
マーケットニュース
東京エレクトロンの取引履歴を振り返りませんか?
東京エレクトロンの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。